自転車

BROMPTONで環島した話 ~5日目~

環島とは、徒歩を含む様々な交通手段で台湾を一周することを意味しています。

2024年2月に7日間掛けて自転車(BROMPTON P LINE)で環島を達成したので簡単にまとめてみました。

これから環島を目指す人たちの後押しになれば幸いです。

環島 Day5

とうとう台湾東部にやってきました。

大都市のある西側に比べて、豊かな自然が広がる東側。

その自然をいっぱいに吸い込みながら気持ちよく走りたい!ところですがずっと向かい風なので体力の消耗が激しいです。

台東を出発

台東の鉄道芸術村を少し歩いてから出発。

今回のお宿は朝食がなかったので出発してから適当なお店を探します。

出発してすぐに普悠瑪(puyuma)部落に入りました。

「普悠瑪」と聞いて一番に思い出すのは台湾鉄道の普悠瑪号ですよね。この普悠瑪部落から取られているのは知りませんでした。

そして、この普悠瑪部落にあった「中西早餐店」で朝食にしました。

台東から花蓮までは、海沿いではなく谷部分を走るようになります。

海沿いの方がアップダウンが激しいので、起伏の少ない内陸側のルートになっているようです。

地図では起伏が少なく見えますが、それなりにアップダウンはあるので大変なんですけどね。

池上 ~ 玉里

池上はお米が有名な地域で、池上米は台湾のコシヒカリとも言われているそうです。

冬の収穫が終わった田んぼには一面の菜の花が咲いていました。

普悠瑪号(かどうかはわかりませんが)との一枚。

海岸線ではないのでこのあたりは向かい風にもさほど悩まされることもなく快調に走ることができました。

そんなこんなで景色を楽しむ余裕が生まれたこともあって、比較的体力を残した状態で玉里までやってきました。

ここで昼ご飯でも食べようとお店を探したんですが良さそうなお店がなく、結局セブンイレブンでランチ。

今回、セブンイレブンで休憩・食事がかなり多かった気がしますw

台湾のコンビニはイートインスペースが広く作られているのがすごく助かりますよね!

パンク!からのパンク!

昨日の押し戻すかのような強い向かい風もなくここまで快調にやってきましたが、とうとうトラブルが発生しました。

そう、パンクです・・・・

峠道のちょうど頂上付近でリアが流れるような感覚があり見てみると空気がかなり抜けていました。

タイヤに何か刺さっている様子はなかったので、よく耳にするバルブ根本の問題?とも考えとりあえずチューブ交換を行いました。

交換後、3キロほど走ったところでまたリアに違和感が。

まさかのパンク。

さすがに短時間に連発するということはタイヤに何かしら原因があるはずと内側も見てみるも特に異常はなさそう。

X(Twitter)でヘルプを求めつつ再度念入りに見た目と指で隅々まで確認していると、怪しげな引っかかりがありました。

持っていたラジオペンチでなんとか掴んで引っ張ると、細くて短い針金が・・・犯人は間違いなくこいつです。

予備のTPUチューブは1本しか持っていなかったので、一応持ってきていたブチルチューブに交換。

ビードがなかなか上がらず時間をかなりロスしてしまったので、良い感じで蓄えられてた体力をフルに使ってリカバリーすることに。

花蓮

18時を過ぎた時点で目的地の花蓮まで約60km。

30km/hでも2時間かかりますが、ブロンプトンに私の脚だと3-4時間はかかる計算になります。

さすがに花蓮手前に予定を変えるかとも考えましたが、ホテルがあるような町がなかったのでもう何時になっても走り切るしかない!と鼓舞して走りました。

トラブルはそういう時に追い打ちをかけるように起きるもの。

2日目にマスクを噛み込んでから調子の良くなかったシフト。調整しながらダマシダマシ走ってきましたがとうとう4速に変速できなくなってしまいました。

今までと同じように調整するも4速いれるとチェーンが暴れる。

これ以上、無駄な時間を使うくらいなら3速まで使って走った方が効率的だったので諦めてそのまま走行。

体力がいつもより余裕があったのと、早々に調整を諦めてリスタートしたのが功を奏したのか、21時過ぎに花蓮入りすることができました。

昨日は台東でマッサージを探したんですが正月2日目(初二)でどこも営業しておらず。

さすがに初三にもなれば営業しているだろうと花蓮の町中に出てみたら予想的中!飛び込みでいけるお店でマッサージをしてもらいました。

バキバキの身体をほぐしてもらった後は深夜のマクドで栄養補給して5日目は終了。

Day5 まとめ

クリックすると大きい地図が表示されます

環島5日目の結果。

  • 台東 > 花蓮
  • 走行距離 172km(総走行距離 768km)
  • 獲得標高 1,147m (総獲得標高 4,044m)
  • 走行時間 9時間17分

パンクしたら必ずタイヤの内側をチェックしないといけないことを学んだ一日でした。

これだけトラブルが重なった中で東側最長の台東~花蓮をクリアできたのは本当に感無量でした。

身体もリセットしてもらったので明日からが楽しみ!

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