自転車

BROMPTONで環島した話 ~序章+1日目~

2024年5月7日

環島とは、徒歩を含む様々な交通手段で台湾を一周することを意味しています。

2024年2月に7日間掛けて自転車(BROMPTON P LINE)で環島を達成したので簡単にまとめてみました。

これから環島を目指す人たちの後押しになれば幸いです。

環島の準備

予定ルート

台湾環島はルートによっても前後しますが、一周おおよそ1000kmです。

自転車だと、一周をだいたい10日間掛けて走破します。

人によっては各地をじっくり観光しながら2週間ほど掛けて周遊することもありますが、ルートや日数に決まりはないので自分に合った環島をすれば良いんです!

台湾観光局が推奨ルートをGoogle Mapで公開してくれています。(ピン:休憩スポット)

この場合、10日間なので1日だいたい100キロ前後走る計算になりますね。

私はこの推奨ルートをベースに鶯歌駅を起点にしたルートを作成しました。

こちらの資料も非常に参考になるので台湾を自転車で走りたいと考えている人はぜひダウンロードしてみてください。※台湾交通部観光局 作成

持ち物・装備

装備や持ち物については、ここで書ききれないので別途記事を作成します。

環島 Day1

2/8から2/14までの7日間は台湾では春節という大型連休でした。

私は当時台湾に住んでいたんですが、間もなく本帰国することが決まっておりこの大型連休を使って環島をするのがラストチャンスと考え、7日間で走り切ることを決意しました。

1000キロを7日間なので、単純計算で1日あたり150キロ走らなければならないんですが最初は「楽勝!楽勝!」って考えてました・・・

鶯歌(新北) 出発

朝4時起床、朝5時自宅出発。

心配していたUberタクシーも時間通りにマンション下で待っていてくれて一安心。

環島と言えば、台北のMRT松山駅にある環島一號線起點から出発するのがセオリーです。

ただ、私は桃園に住んでおりわざわざ台北まで行くのも面倒だったので、自宅から一番近いルート上のポイントの鶯歌までタクシーで移動してそこから出発することにしました。

数日前からの予報通り、天気は雨。

鶯歌駅でレインコートを着用し、フロントバッグなども防水処理(スーパーの買い物袋w)をして5:41に環島スタート!

鶯歌を出発して三峽~大溪とこの辺りは登り区間が続きます。

雨が降っている中、汗をかくヒルクライムはなかなかに堪えました。

山と道のUL All-weather Long Hoody、雨で身体が濡れるようなことはありませんでしたが、あまりに抜けが良すぎて汗の気化熱で身体がどんどん冷えていきますw

新竹駅

龍潭まで来れば登りはほぼ終わり。あとは下ってほぼ平坦路が続きます。

スタートから3時間、9時前に新竹駅に到着。

日本統治時代に建てられた現存する台湾最古の駅舎です。

その後は海岸線近くを強風の中ひたすら南下しました。

環島1号線は、基本的に幹線道路をルートとして設定されていますが、途中サイクリングロードと並走することがあります。

サイクリングロードなので自動車・バイクは走れないんですが、交通量の多い環島1号線と比べると路面状態が良くないところがあるため、環島の時はルート通り環島1号線を走ることをお勧めします。

私は新竹~苗栗間でサイクリングロードを走ってしまったおかげでスタミナをかなり消費してしまいました。

おかげでそれ以降はサイクリングロードの誘惑に負けることなく忠実に環島1号線を走ることができましたが。

苗栗付近で寒さで身体がいうことをきかなくなってきたため、道路沿いにあった肉粽屋さんで小休憩しました。

冷え切った身体に熱々のチマキはめちゃくちゃ美味しかったです!

台中~彰化

その後も強風で身体が冷え切っていく中、なんとか成功駅・新烏日駅(高鐵台中駅)を通過して彰化に到着。

今回の旅では1日でどこまで走れるか自分でもわからないので、宿は着いてから決めることにしました。

彰化で無事ホテルも確保できたので、彰化駅に寄り道して「臺鐵彰化扇形車庫」を見学に行きました。

扇形車庫は電車の車両を整備するための車庫ですが、その名の通り車庫が扇形をしており、その中心に転車台と呼ばれる電車を回転させるための大きなステージがあります。

ただ、到着したのが17時前。この施設の見学時間は16時まで。

守衛のおっちゃんに何とか頼み込んでみたところ、敷地に入らせてはくれたんですが、守衛室があるのは扇形車庫の外側の部分。

結局、扇形車庫や転車台を見ることはできませんでした。

ホテルにチェックインした後、泥だらけになったBROMPTONを近くの民家で水道を借りて洗車させてもらいました。

疲れ切っていたので周辺を散策することもなく、近場の食堂でご飯を食べて早めの就寝・・・

後日

環島を終えて数日後、リベンジで彰化扇形庫に行ってきました!

あいにく転車台に車両を載せて回転させるところは見ることはできませんでしたが、表側からしっかり見ることができ満足です。

Day1 まとめ

クリックすると大きい地図が表示されます

環島1日目の結果。

  • 鶯歌(新北) > 彰化
  • 走行距離 183km
  • 獲得標高 860m
  • 走行時間 8時間50分

初日ということもあって、かなりがんばりました。と言うよりちょっと無茶した気がします。

ただ7日間で走り切るとなると1日平均150kmを走る必要があり、しかも台湾西部はアップダウンが多く向かい風になるので、東部で少しでも稼いでおかないと厳しんですよね。

とりあえずスタート直後は雨も降っていましたが転倒もなく無事走り切れて良かったです!

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