ブロンプトンは米式チューブが採用されています。
ダホンK3は仏式チューブを使っているので空気を入れるときは米式と仏式を切り替えてやる必要があります。
これがなかなかに面倒・・・
この空気入れ作業をより簡単にするため、チューブを仏式に交換することにしました。
そして、今回の目玉となるヒラメポンプヘッドへの交換を最後にご紹介!
チューブ交換
手順
ホイールの外し方やタイヤの脱着についてはこちらの動画の方が詳しく説明してあります。
1. ホイールを取り外す
内装シフトのワイヤーを外します。(6速・3足の場合)
固定ナットを外してテンショナーを外します。(6速・2速の場合)
フロントは固定ナットを緩めるだけなので簡単ですね。
2. 米式チューブを取り出す
タイヤレバーを使ってタイヤをリムから外します。
あとはチューブを引っ張り出すだけ。
3. 仏式チューブを入れる
新しいチューブをタイヤの中に押し込みます。
米式用の穴なので仏式バルブでは隙間が生じます。
付属のナットに凹凸があり、凸部分が穴とバルブの隙間を埋めるような状態になります。
チューブがタイヤとリムに挟まれていないか確認します。
4. ホイールを元に戻す
外した逆の手順で元に戻していきます。
※内装シフトの調整方法については動画内(07:41〜)で説明しています。
ヒラメポンプ化
ヒラメポンプヘッドとは
KUWAHARA(クワハラバイクワークス)という有名な自転車メーカーが製造するヒラメポンプヘッド。
バルブにポンプヘッドをワンタッチで固定できるもので、なんと30年以上の歴史があります。
ポンプヘッドには横カム・縦カムの2種類が存在し、それぞれワンタッチレバーの開閉向きの違いです。
私は横カムタイプを購入しました。
ブロンプトンは問題ありませんが、ダホンK3のように小さいホイールサイズだとポンプヘッドを挿入するスペースが限りなく小さいので、縦カムだと操作できない、もしくは非常にやりづらいかもしれません。
ちなみにヒラメポンプヘッドにも米仏英などのバルブに対応していますが、バルブの切り替えには内部のパーツを交換する必要があるため切り替えて使用するのはおすすめできません。
せっかくワンタッチなのにバルブ替えるのが面倒だと本末転倒ですからね。
このヒラメポンプヘッドを使いたいがためにブロンプトンを仏式チューブに交換したということです。
今使っているフロアポンプ
私の所有するフロアポンプがこちら。
REZYNE(レザイン)のCNC FLOOR DRIVEです。
CNC鍛造アルミニウム製と書いてありましたが、鍛造アルミニウムの削り出しということでしょう。
大きなゲージなので立った状態でも目盛りが見やすいのは私のような中年には非常に使いやすいw
このポンプは、空気を入れる際はバルブに対してヘッドをネジ込んでやる必要があります。
ホイールサイズが小さくなればなるほどこのネジ込みの作業がやりにくくなるんです。ダホンK3は本当に作業性が悪いので空気入れるのが面倒です。
ということで、ヒラメポンプヘッドで脱着を簡単にしてしまおうということですね。
ヒラメポンプ化手順
まずは元々のポンプヘッドを取り外します。
このレザインのポンプはホースを切らなくても外せる構造になっていました。
続いて、ヒラメポンプヘッドを固定するホースバンドを通します。
ホースにヒラメポンプヘッドの根本をグリグリと挿入します。
ホースを熱したりしなくても力技で大丈夫でした。
グリグリしている間にホースを保護している編み込みチューブがほつれてしまいました。
インシュロックで編み込みチューブを縛った上でほつれた部分を切断します。
最後にホースバンドを固定したら完成です。
空気入れてみた
当たり前ですが、本当にレバーを動かすだけのワンタッチで脱着できました。
まとめ
ブロンプトンのチューブを米式から仏式に交換してポンプヘッドの変更の手間をなくしました。
そして、ヒラメポンプヘッドに交換することでヘッドの脱着をワンタッチにすることでエアを入れる際の手間が大幅に削減されました。
想定通りの結果ではあったんですが、想定以上の改善っぷりに感動です!
YouTubeの方もご視聴よろしくお願いします!